20230518 「聴認性」は市民権を得るのか
可聴性についてもうちょっと考えたい。
ビジュアルに関しては「視認性」と「可読性」は明確に意味合いが異なる。
視認性:発見しやすさ(対象を探しているときの発見しやすさのようなもの)
可読性:読みやすさ(文字・数字など意味のある対象に対する理解しやすさのようなもの)
音声で同じような分類はできるだろうか?また、これまであっただろうか?
「可聴性」はビジュアルにおける「可読性」にあたると思われる(漢字的にもそうあって欲しい)
聞きやすさ(内容がスッと入ってくる、理解しやすいということ)
ビジュアルにおける「視認性」の音声バージョンは、なんと言えば良いか?
噛み砕いていうと「耳に入りやすさ」のようなことか?
ビジュアルの場合は「目を向け」ないと絶対に認識できない。
音の場合は、「耳を傾け」なくとも、音が鳴ったら勝手に耳に入ってくる。
この辺りの特性の違いがあるので「視認性」の音バージョンはちょっと表現がむずかしそう、というか、それにあたる状態というものが存在ないのかもしれない。
Podcastをはじめ音声業界が盛り上がってきたことに伴い、言葉の意味が細分化され新しい言葉も生まれてくるかもしれない(上述した、「視認性」の音バージョンとか)
どこまで本当なのか知らないけど、エスキモーが扱う雪を説明する単語がめっちゃあるのは、それだけ使い分ける必要があったから、みたいな話をよく聞く。
どんな業界や文化でも、対象物への興味や重要度が増すと、必要に迫られて分類も進むと思われる。
目で見て認識する事を「視認」と言いますが、同様に聴いて認識する事を「聴認」、臭いで認識する事を「嗅認」(中略)などと言ったりしますか?
そもそも「認」は訓で「みとめる」と読みますが、これは「みる」+「とめる」、「目にとめる」ということです。(中略)もともと実際に目にすることを「認める」というのですから、聴いたり嗅いだり触ったりということで「認」ということは通常あり得ません。
→な、なるほど〜。「認」に「見る」と言う意味合いが含まれているので、「視認」にしか使えないと。
メロディーをひとしきり耳にすれば、「あ、これはスガシカオの音楽だな」と視認(聴認)することができるはずだ。
この例は、自分がイメージする「視認性の音声バージョン」の使い方に近い感じがするんだけど、厳密には上述の通り「認」を使うのは誤りということか。
色々調べて面白かった。
まぁ、「これは誤用」という言葉が時間が経って正式なものになったようなことはいくらでもあると思うので、「聴認」もそのうちスタンダードになるのかもしれない。
ところで、今日も彼(彼女?Chat GPTの性自認が気になる)は自信満々。この堂々たる態度を見習いたいものだ。
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まだティザーくらいの情報しかサイトができてないけど、これから色々と準備を進めていくぞという段階。
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こういうのはデザイナー冥利に尽きる😄